科学戦隊ダイナマンについて

太古の昔、地球に落下した隕石についていた生命物質が地底で進化して生まれた有尾人の一族、ジャシンカ帝国。尻尾の数で身分が決まるという文化を持つ彼らは、地上に強い憧れを抱き、人類よりも進んだ科学力を駆使して地上征服を企み、日本各地で火山を噴火させたのを手始めに、地上侵略を開始する。
しかしこれを察知していた科学者・夢野久太郎は、自らが運営する発明センターに5人の知力と体力に優れた若き科学者を集め、科学戦隊を創設。5人は夢野が開発した強化服・ダイナスーツをまとい、ダイナマンとしてジャシンカ帝国に立ち向かう。

本作の大きな特徴として、アニメテイストの導入があげられる。プロデューサーの鈴木武幸は戦隊シリーズを担当する以前、美形キャラや大河ドラマ調ストーリーで人気を博した一連の長浜忠夫作品に関わっており、彼のアイディアにより、当時のロボットアニメで流行っていた美形キャラを実写作品に反映させた敵幹部・メギド王子が登場した。前作『大戦隊ゴーグルファイブ』での主役側の合体技の変更によるパワーアップは本作ではさらに発展したものとなり、敵側がより強力な怪人を生み出して今までの必殺技が通用しなくなり新しい必殺技を生み出して逆転するまでの展開が3話掛けて描かれ、盛り上がった。こうした正義と悪の両方のパワーアップ合戦は次回作以降さらにパワーアップしていくこととなる。シリーズ終盤には、やはり当時のロボットアニメで流行っていた大河ドラマ的ストーリーも導入された[1]。
シリーズ終盤の展開は、戦隊シリーズ初の悪のヒーローである、ダークナイトの登場に端を発した敵組織の内紛が思わぬ形でダイナマンたちに波及し、さらにダイナマンの司令官夢野博士の知られざる過去が明らかになるドラマを絡めながら最終決戦へと発展するもので、その重厚な連続ドラマ性は後続作品にも継承されていった。
映像表現においては、ナパームや色粉を用いた爆発シーンが多用されたことが特徴である。鈴木武幸によると「過去最高の火薬量」を使ったという。
コスチュームには野球のユニフォームのイメージが強く出ているが、これは当初の企画が「野球戦隊」だったことの名残りである。そのためコスチュームが単純化され、本作以降、マントやマフラーなどを着用しなくなった[2]。
前作である『ゴーグルファイブ』の関連商品の売上の不振により、本作は当初、2クールの放映予定だった[3]。また前作を商品化した会社は41社に及んだが、本作は30社に留まった。
このように苦しい環境でスタートした本作だったが、予想を覆して商業的に大成功を収め、バンダイの売上は95億円を達成。スーパー戦隊シリーズはバンダイの看板作品になり、次回作『超電子バイオマン』は「100億円キャラクター」を目指すことになった[4]。
『高速戦隊ターボレンジャー』の第1話「10大戦隊集合 頼むぞ! ターボレンジャー」でダイナマンの5人が登場した。
『未来戦隊タイムレンジャー』51話ではタイムレンジャー5人がタイムジェットで本作の世界を見に来たという設定で本作の映像が流用されている。

Wikipediaより引用