超電子バイオマンについて

かつて高度な文明によって栄えたバイオ星は、その超科学によって生み出された物質活性化をもたらす「バイオ粒子」をめぐる戦争により滅んでしまう。バイオ粒子の平和利用を目指していた「バイオ星平和連合」の人々は、宇宙一美しい星「地球」では将来自分達のような科学をめぐっての悲劇を繰り返させてはならないと、自我を持つ巨大ロボット・バイオロボとそのサポートロボ・ピーボを地球に送りこむ。
それから500年。ドクターマンと名乗る狂気の天才科学者が、自らが作り出したメカ人間による「新帝国ギア」を率いて世界征服を開始した。科学による地球の危機に目覚めたピーボは5人の若者を召喚する。彼らは500年前、バイオロボによって肉体と精神を強靱にするバイオ粒子を浴びせられた5人の若者の子孫だった。
宿命の糸に繋がれた5人の若者は、バイオマンとしてギアに立ち向かうことになるが、ギアの猛攻は凄まじく戦いの中でイエローが倒れた。残された4人は、同じバイオ粒子を受け継いだ矢吹ジュンを戦列に加え、心新たにギアとの宿命的な戦いに身を投じていく。

マンネリ打破を掲げた本作品では、「戦隊」という語句が含まれない冠名の使用や、戦隊シリーズで多数見られる「戦隊名の一部+色」に代わり「色+ナンバー(例:レッドワン)」を各戦士の呼び名とするなど、様々な試みがなされており[1]、スーパー戦隊シリーズ自体の転機(ターニングポイント)となった作品でもあった。また、本作から『宇宙刑事ギャバン』から使われていた「東通ecgシステム」が本格的に使われた。初めて、色の方が先にくるコードネームになった。
とりわけ、その一環として導入された女性戦士が2人という要素は後続の諸作品にも影響を与えた。それに付随する形で、本作品でのイエローであるイエローフォーはヒロインと設定され、シリーズ初の女性のイエロー戦士が誕生することとなった。
また、毎回出てくる怪人が一度は敗れると巨大化するパターンを排していることも大きな特徴である。巨大戦の対戦相手は巨大化した怪人ではなく、巨大ロボットである。これは『バトルフィーバーJ』『大戦隊ゴーグルファイブ』に続き3度目であり、これ以降の作品で巨大ロボットをメインの対戦相手のひとつとしているのは、『特捜戦隊デカレンジャー』『轟轟戦隊ボウケンジャー』『特命戦隊ゴーバスターズ』のみである。しかし『バイオマン』の巨大ロボット戦はそれ以前、それ以降の作品のどれともオリジナリティーの面で大きな差がついている。『バトルフィーバー』の悪魔ロボット、『ゴーグルファイブ』のコングの大半は等身大怪人とフォルムが共通しており、実質、巨大化した怪人との戦闘と大差無い。『デカレンジャー』の怪重機は同一の物が複数存在しており、『ボウケンジャー』の場合、クエスターロボや大邪竜は複数の巨大戦の相手のうちのひとつに過ぎず、『ゴーバスターズ』のメガゾードは等身大怪人のデータを元に作成するため『バトルフィーバー』や『ゴーグルファイブ』のケースに近い。しかし『バイオマン』のメカジャイガン、ネオメカジャイガンは等身大怪人との形態上での関連性も一切無く、各機別々の物の登場となっている[2]。
企画当初は物語と設定におとぎ話の要素を盛り込んでおり、過去にバイオロボと邂逅しバイオ粒子を浴びたおとぎ話の主人公達(桃太郎、金太郎、一寸法師、かぐや姫)が現代へとタイムリープしてきて現代人とともに戦うという構想が考えられていた。この設定は早い時期に没となったが、郷が動物との意思疎通をできる点や、メンバーのキャラクター設定などにその名残が見られる。
敵首領・ドクターマンこと蔭山秀夫と、息子秀一をめぐる親子のドラマ、そしてリーダーである郷史朗と肉親とのドラマが用意されるなど、作風はやや高齢層を狙ったものとなっている。
戦隊メンバーによる冠名(「○○戦隊」の部分、本作では「超電子」)も含めてのタイトルコールとなった初の作品でもあり、以降の作品では前2作と同じ方式を採った『忍者戦隊カクレンジャー』とタイトルコール自体が無くなった『特命戦隊ゴーバスターズ』を除き、恒例となっている。

Wikipediaより引用