忍風戦隊ハリケンジャーについて

戦国時代からの伝統を持ち、各界にOB・OGを大量に送り込んでいる忍者集団・疾風流(はやてりゅう)。ライバルである迅雷流(いかづちりゅう)との対抗戦を控えたある朝、流派の拠点である養成学校・忍風館は「宇宙忍群ジャカンジャ」を名乗る集団の襲撃を受け、学生も校舎も謎の忍法で消されてしまう。館長の日向無限斎は強敵に善戦するが、形勢不利となりハムスターに変身して脱出。娘で各種アイテム開発のプロである「からくり博士」おぼろの下に逃れた。
全滅してしまったかと思われた学生達だったが、朝礼をサボっていた椎名鷹介・野乃七海・尾藤吼太の落ちこぼれ3人組が無事だった。忍風館での3人の大先輩であるおぼろは、ハムスターから戻る呪文を失念し行動に制約が生じてしまった無限斎の意を受けて、彼ら3人に強化スーツを与え、200年間後継者が途絶えている疾風流伝説の忍者「ハリケンジャー」として、ジャカンジャと戦うことを命じた。
だが、生き残ったのは疾風流の3人だけではなかった。迅雷流忍者でありながら、アウトサイダー的立場に置かれていた霞一甲・一鍬の兄弟もまた、ジャカンジャの襲撃から逃れていたのだ。共闘を呼びかける鷹介たちだが、霞兄弟はそれを拒む。亡き父・一鬼が探求し、ジャカンジャも狙っているという「アレ」を追うために。
それぞれの流派の思惑が絡み合う中、地球の忍者と宇宙の忍者たちによる壮絶な戦いの火蓋は切られた。

本作をもって「-レンジャー」系のネーミングが「-マン」名の作品数を逆転。また、シリーズ初めての「-レンジャー」からの派生ネーミングであり、本作以降「-ジャー」等のネーミングが増えて行く事になる[2]。モチーフは『忍者戦隊カクレンジャー』と同じく「忍者」。メンバー構成が3人でスタートした戦隊は『超獣戦隊ライブマン』以来14年ぶり。プロデューサーの日笠淳や脚本家の宮下隼一は、従来のような5人戦隊ではなく3人戦隊にすることで、キャラクター1人1人の描写に重点を置くことが狙いと語っている[3]。本作以降、3人戦隊の作品も頻繁に制作されるようになる[4]。
大きな特徴として、装備も組織も互いに独立した複数の戦隊チームが並立し、途中から共闘するという設定が挙げられる。この設定は脚本家によると「流派対流派をやろうということになった」と語っている。ただし、共闘する者たちは別チームであり、あくまでもハリケンジャーは最後まで3人である[5]。
また、1話限りの悪役キャラにも愛着を持てるようにという塚田英明サブプロデューサーの意向により、テレビ朝日公式サイトに「怪人プロフィール」が設けられた他、EDの前にも毎回「宇宙忍者ファイル」という、その回の怪人(ゲスト怪人のいない回は、レギュラー幹部のうち一人)をナレーターが紹介するミニコーナーが設置された。ミニコーナーは『炎神戦隊ゴーオンジャー』まで続いた[6]。
演出面ではマスクが開いて顔が見えるという設定から、普段から主演の3人は高頻度でスーツを着用していたことも特徴として挙げられる。なお、このマスクが開く設定はメイン監督の渡辺勝也の考案であり、『超新星フラッシュマン』のシャットゴーグルからインスパイアされたものであることをインタビューにて公言している。
この他、戦隊シリーズとしては初めて巻之三十五よりアバンタイトルが挿入される、さらに提供バックでは次回エピソードの映像を流すようになり(映像部分に限れば、予告と合わせると『未来戦隊タイムレンジャー』以来2年ぶりに30秒間流す形となった)、以降の作品においてもこのフォーマットは踏襲される形となった。 また本作は最終話でオープニングが歌われていない。これも戦隊シリーズとしては初めてのことである。
前作『百獣戦隊ガオレンジャー』に引き続き、本作でもゲームソフトがプレイステーション専用ソフトとして1本発売されている。戦闘員や怪人との戦い、ロボ戦があることは前作と同様だが、今回は戦いの前に指定されたキャラの中から好きな戦士を選び、操作することができる。また、ある条件を満たすと、特別編が追加される。特別編ではガオレンジャーのガオレッドやガオイカロスといったロボとハリケンジャーが協力して敵と戦うというものである。
企画時の仮題は「超忍戦隊ニンジャマン」。ハリケンジャーの使う「超忍法」に名残がある。
本作は過去の作品にも多い全51話だが、次に話数が51話となるのは9年後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』であり、それまでは全50話の作品の他、スポーツ編成による休止の影響で話数が49話となる作品も出てきている。
1994年『忍者戦隊カクレンジャー』以来8年ぶりにオープニング画像の最後にタイトルが再び表示されるようになった。

Wikipediaより引用

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