侍戦隊シンケンジャーについて

この世とあの世の狭間を流れる三途の川に棲む妖怪・外道衆。外道衆は遥かな昔から人間たちを襲い苦しめてきたが、300年前より外道衆と戦い続けてきた者たちがいた。
彼らの名は侍戦隊シンケンジャー。志葉家の当主とその家臣で構成された“侍”たちである。彼らはモヂカラと呼ばれる不思議な力を操りながら戦い、先代当主の時代には、外道衆の大将・血祭ドウコクの封印に成功した。
時は流れ2009年。志葉家の現当主を務める志葉丈瑠は、当初はシンケンレッドとして一人で外道衆と戦っていたが、外道衆の本格的な攻勢が始まることを察知した後見役の日下部彦馬は、いずれ一人での戦いに限界が来ることを危惧し、家臣の子孫である4人の若者を招集した。

本作品のモチーフは、戦隊シリーズとしては初となる「侍」である[2]。本作品の戦隊メンバーはレッドが「殿」(もしくは、「姫」)、他の4名がそれに対する「家臣」という設定になっており、メンバーの中に明確な上下関係が存在する。この「上下関係」と「武士道」が本作のストーリーと人間関係を構成する基本軸となる[3]。
侍がモチーフであることから、和の意匠がふんだんに取り入れられた「和風の戦隊」となっている。基本装備は刀、変身アイテムは携帯電話が変形した筆であり、その筆で書かれた漢字に宿る力「モヂカラ」(言霊をモチーフとしている)で変身や技の使用を行う。戦隊スーツは着物、変身バンクは袴姿、そしてマスクは漢字をあしらった大胆なデザインと、和風色の強い造形となっており[4]、アクションはチャンバラが主体の時代劇風の味付けが施されていた[5]。「折神」と呼ばれるロボは、折り紙をモチーフとした式神であり、メインの5体はエンブレム型・動物型・巨大ロボへの合体と3形態の変形を行う[6]。また、合体ロボも和風を意識し、追加パーツの合体は鎧兜を装着するイメージで開発されている[7]。
プロデューサーの宇都宮孝明が意図した本作の世界観の基礎は、「真面目に馬鹿なことをやろうとする」である[3]。レッドの性格設定もそれに合わせて「冷静沈着で、クールな青年」となっており、世界観に合わせて名乗りも動きを抑えた近年にない静かな型となっている。なお、冷静沈着なリーダータイプのレッドは『轟轟戦隊ボウケンジャー』以来3作品ぶり[3]。また、作品中に2人以上のレッドが登場したのは『太陽戦隊サンバルカン』『未来戦隊タイムレンジャー』以来3度目である。雅貴・烈堂を併せると計4人のレッドが本編中に登場しており、これは史上最多である[注 2]。また、戦隊名が三文字なのは、大戦隊、光戦隊以来3度目[注 3]だが、戦隊を除く一文字の音が4音なのは今作が初。
なお、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以降、この「スーパー戦隊シリーズ」はアメリカ合衆国で『パワーレンジャーシリーズ』としてリメイクされて続けていたが、前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』に当たる『パワーレンジャー・RPM』をもって一旦シリーズは休止し、次回作としては上記のジュウレンジャーのリメイク版の『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』のリマスター版が放送された。2010年5月に、ハイム・サバンとバンダイアメリカはディズニーからパワーレンジャーの権利を買い戻したと発表し[8]、2011年2月から『パワーレンジャー・サムライ』として放送されている[9]。

Wikipediaより引用